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しっぽの周りで世界は回る

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矛盾

教育大学生数人による、集団婦女暴行。辛い。集団で襲われた人は、どれほどの恐怖と屈辱を味わったのだろうか。女性の視線から想像するだけで、身の毛がよだつとはこの事かと思う方どの恐怖が湧いた。



今は、注目されているのは、この加害者たちと、その内部で処理してしまおうとした大学だけれども、この被害者の方にも、注目がどうしても行くのではいかと思う。私には、被害者を誹謗中傷したり、好奇の目で見るという精神が理解しがたく、本当だろうかと思ってしまうが、本当にそういったさらに傷つけられるということがあるらしい。



どうか、そんなことが起こっていないように、強く願う。法では裁き切れない、おぞまし悪行である、婦女暴行という罪。以前より言われているように、加害者ばかりが守られる法制度になっている現行。被害者側もさらに強く守ってもらえるように、被害者を誹謗中傷した場合の罰則や、氏名の公開など、表にだすなどして、その行動の恥をいうものを味あわせてほしい。



犯罪者の更生を信じて、という精神は理解するが、それでうまく逃げられたな、という気持ちもある。裁判員制度が始まって、更生を信じ願って、世間からそっとしてもらえる環境で罪を償って欲しいと願う「感情」と、この犯人達には更生するにあたり、世間に顔を出し、そこからスタートさせるという更生をしてもらう時の「位置」それぞれに「感情」を入れたい。

感情を入れないための法なのか、法とはなんなのか、法律と感情、その挟間で多くの矛盾を人は感じる。それを少しでも無くすための裁判員制度であるならば、そういった感情というものも汲み取ってほしい。

教育者を育てようとする大学側までもが、学校という彼らがこれから務めるだろう場所の特性、閉鎖された環境を悪用し、秘密裏に事を処理しようとした姿をさらした。未来の教育者達が犯した罪と、現行の教育者達の犯した罪に、怒りを覚える。しばらく、おそらく一生、おさまらない怒りである。
by cariie | 2009-06-02 09:55 | ブログ