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しっぽの周りで世界は回る

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ミッション クリアー

今日の面談は、結構和やかに、驚くほどスムースに話しが進んだ。

ま、今回の目的、実はこれからのこと云々は二の次で、間接的に「あなたは私達家族にとって、大切な唯一無二の人間。」ということを姉に伝えることだったんだー。

そんなこと面と向かって言い合うような家族じゃないから、さあ言うぞと思っても言えるもんじゃない。そこで、間接的に、と。

今後を決める際に必ず医師が気にかけてくれる事に、金銭面と家族の都合、というものがある。そこがチャンスだろうと予想はしていたんだけど、まー、見事に筋書き通りに展開しましたわよ。もう、台詞言っている気分になっちゃったわ。

「家族の都合も、金銭的なことも、この人の為になることだったらば、すべて二の次、三の次なんです。何よりも大切なのは、この人ですから。決めるべき事は、全てこの人の為を1番に考えて下さい。」

くわわ~、今思い出したらむず痒い~。うひょ~。こんなこと、よく言えたな。今回ばかりは、よくやったよ、自分。どんな事より、難しいミッションであった。一生忘れん。

入院とかしちゃうと、自分の事、卑下しちゃったりするんだよね。迷惑かけてるとか、重荷になってるとか。長引いてくると、自分なんか居ない方がいいんだ、とネガティブになっちゃうもの。誰でもそうよね。

その精神的にも治療にも悪影響を及ぼすネガティブな感情は、そんなことないと否定されたところで、慰め程度。ネガティブの根本を揺るがすには、自分は少なくとも家族にとって、何よりも大切な存在なんだと、もう一度自分の存在を肯定出来る材料が、必要なんだと思う。

今は、ジンマシンが出そうなほどムズムズしているけど、話し合いの後彼女が、気の抜けたような、ホッとしたような、驚いたような顔をしていたから、成功で、よかったんじゃないかと。
by cariie | 2007-12-27 23:32 | from mobile