しっぽの周りで世界は回る

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シンデレラタイム

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お気に入りの靴ですが、活躍の機会がありませんでした。

昨日、初めて観劇に下ろしました。美しさの代名詞のようなエリザベート。ならばと、ワンピースも、少しだけアンティーク調のものを選んで、プチコスプレ気分でした。

美しく人々を魅了したお姫様としか思っていなかったエリザベート。その人生は、過酷で残酷で、真実はイメージとは全く異なるものでした。同じ女性として、直ぐに自己投影(感情移入と近いけど、自分の中ではちがうんです)してしまい、本当に辛い気持ちになってしまったのですが、見事に演じられた、というのか、舞台の上、エリザベートを生きられた涼風真世さん。どんなにお辛いお気持ちになられているのだろう、と心配にさえなってしまいました。

けれども、カーテンコールでは、仲間とともに作り上げた舞台を、幸せそうで誇らしく笑顔で歓声に応えるエリザベートが居ました。まるで黒い魔法が解けたように、笑顔になったエリザベートが、私にはとても嬉しくて、救われたような気持ちになりました。

悲しい人生を観てしまった後では、幸せに生きるということが、よりいっそう引き立つものですね。

演劇でよかった。でも、エリザベートは本当にこんな人生を生きたのか、と知らされた真実に胸が痛みました。その痛みがまた、自分も生き、幸せであることを教えてくれて。時々、人よりは多い回数、少しの困難にすぐに人生さえも諦めようとしてしまう私。自分が生きている最後の時まで、しっかりと生きていようと思いました。

家に帰って、玄関で靴を脱げば、私も魔法が解けて、日常に戻りました。けれども、自分の生きる最後の時まで生きていよう、という何とも表現しがたい思いは、しっかりと残っています。
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by cariie | 2008-09-26 20:12 | ブログ