ここのところ、むくみがひどくなった。足がしびれている、パンパンで。多分、近頃食事の時間がバラバラで、漢方薬がちゃんと飲めていないとの、寝る時間が時差ぼけになるほどずれてしまっている為と思われる。はよ改善しょ。
先日、実家に帰った際に、夜ご飯を作って、父に先に食べさせて母の帰りを待っていた。なんてことのないありあわせのものだったのに、食べている間中ものすごく父が幸せオーラを発していてびっくりした。ずっと一緒に居て、ずっと作っていた頃には好物を作っても、あんな幸せオーラは出さなかった。
「やっぱり、作ってもらうご飯はおいしいねー。」
そう言いながら、全部平らげた。
そうか、そういうことで幸せオーラがでていたのか。
ずっと疑問がひとつあった。よく理想の女性のタイプに料理が出来る人と聞くけれど、私はそれを全く信じていなかった。なんじゃ、それ?だった。よく意味が分らないので、自分を納得させる為に出しておいた答は、何かこう、そう言っておけば無難的な暗黙の了解があって、本心ではないんだろうな、ということで片付けておいた。
私自身、料理が得意なわけではない。家庭料理しか作れないし、それも両親が食べられるようにと、ターゲットを絞って覚えていった料理なので、煮物とか、和え物とか、そういう見栄えのしないものしか作れない。そんなもの他の家庭の人が食べても、おいしいと思ってもらえるとは思えない。だから、私の場合は料理の出来る女だとは自分で思っていない。ただ、結婚する前に、家庭を抱えて生きている女でしかない。
それでも若い頃、毎日料理をしているということが、時々友人同士で話題になることがあった。そんな時は、ま、適当に話を合わせとこと、事情が事情だからね~、など言っていた。やっぱり同年代の子は、若いお嫁に行く前の頃、皆華やかなOLさんで、お家でお料理なんてしみったれた事をしている子は居なくて、料理が出来るとモテるんだから!と言っている皆を不思議に思っていた。
だって、料理を毎日しているしみったれた女より、皆みたいに華やかで綺麗で若々しい子がまずモテるでしょ?それも、すごい料理が出来るなら分るけど、日々ご飯は意味が無いよ。なんだもん。
先日の父の一言で、何となく、ちがった視点が見えた気がした。男の人は、自分で作れようが、食べさせてもらうという事に幸せを感じる人が多いのかもしれない。父は、若い頃バーテンダーのバイトをしていた事があるらしく、カクテルも作るが料理もそれなりに出来る。母が父の代わりに会社を統括するようになり、この2年私が姉の面倒をみる為に両親の元を離れ、父は今主夫となった。
いつ実家に行っても小奇麗にしているキッチンに、そんな不安が隠れていたとは思いもよらなかった。いつも帰る度に、何気なく作っていっていたご飯。あんなものでも、喜んでもらえるのなら、しみったれ料理も出来るようになってよかったかもしれない。
私は、結婚しない。この料理、家族以外に食べさせる事は無い。それでも、家族に食べさせる事が出来るのなら、それでいいのかもしれないな。帰ってきた母も、喜んでいたしね。
それにしても、本当に、男の人と女の人の気持ちには、沢山のちがいがあるもんだ。
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